|・ω・) WoWやってみた

第十六話の前に

 

 

 

 

 WoWを始めた当初、ひどいラグに悩まされましたが、サーバーを移ってからそれほど頻繁には発生しなくなっていました。人が多い場所やゾーンの切れ目などでは、やはり多少ラグが発生することもありますが、致命的というほどでもなかったので気にせずプレイを続けていたのですが、最近、WoWがOSを巻き込んでフリーズするようになってしまいました。

 特定のタイミングで発生するワケでは無いようですが、2時間に1回くらい、OSごとフリーズしてしまいます。Ctrl+Alt+Delさえも効かない状態に陥ってしまうため、やむなくリセットボタンでハードウェア・リセットをして再起動、WoWへ再度ログインしていますが、戦闘中なら当然、その間にキャラクターは死んでしまいます。洞窟とかを侵攻中だったりすると、復帰も面倒になって墓場でお手軽復活(装備品にダメージ&一定時間能力値が低下)してしまったりします。戦闘中でなくても移動中なら、崖から転落したりします。一度、船でゾーンする瞬間にフリーズしたことがありましたが、次回ログインしたらちゃんと船の上に復帰して、妙に感心したことがあります。

 ほとんどソロだから、別に人に迷惑をかけてしまうわけではないのですが、やはりこれは困ります。

 最近、このメインマシンではWoWをやるかレポート書くくらいしかやってませんが、メールを書いたりwebを見たりしている分には特にフリーズしたりしませんので、やはりWoWと何かの間で起きている問題ではないかと思います(というか思いたいです)。

 ゲーム内の設定をあれこれいじってみたり、後から入れたUIを全部外してみたり、ビデオカードやサウンドカードのドライバーを最新のものにしてみたり、マザーボードやルーターのBIOSを上げてみたり、ルーターやNorton Internet Securityのファイヤーウォールに穴を開けてみたり切ってみたり、マウスを買い換えてみたり座布団を裏返してみたりお香を焚いてみたり呪文を唱えてみたりしましたが、一向に症状が改善されません。

 以前ゲーム内で「僕はサウンドをオンにしているとWoWがフリーズしちゃうんだけど、みんなはどう?」とGeneralチャットで尋ねていたアメリカンがいました。たまたま手持ちのパーツで一番古いのがサウンドカード(SB Live! Platinum)だったので、さっき外してみました。今日はサーバーメンテの日なので、明日はオンボードのAC97へっぽこ音源で試してみます。これでもダメなら、どうするかな。やっぱりOS再インストールかのぅ。うう…いやだなぁ。

 ハッ! まさか、これは

 Athlon64 X2マシンを組めという神の啓示!?

 それはほとんど全部買い替えと一緒じゃよ〜。うあぁぁぁ…

 

 

【翌日】

 変わらなかったヨ…。

 WoW再インストールしてもダメでした…。

 

 

【その後】

 電源を変える → 変わらず

 ビデオカードを変える → 変わらず

 ノートン・インターネットセキュリティをもう1本買う → 変わらず

  ああ、もうダメかも…。

 

 

番外編

 

 

 ついにGhost Wolfを覚えたぞ〜。やったー。わーい。わーい。わーい…

 

 

 すっかりご無沙汰してしまいました。

 PCの調子が悪くなって以来、実にさまざまなパーツを交換し、あわや新しく一台組み立てられそうになりましたが、結局最後は泣きながらWindowsを再インストールしました。

 でも、直らなかったヨ…。

 いや、改善はされました。20〜30分に1回、4、5秒固まる程度には良くなりました(?)ので、もう気にせずプレイすることにしました。結局ちゃんと直らなかったショックのあまり、しばらくDiablo2やってたことは秘密です。某PCパーツ店でクレジットシミュレーションをして、結局渋々貯金を始めたことも内緒です。

 

 さて、以前から時折、別サーバー別キャラで遊んでいたのですが、前にIfonForgeが襲撃されたこと(第八話)を機に、PvPサーバーにキャラを作ってみました。なんとPvPサーバーでソロをやろうという、神をも畏れぬ無謀な試みです。PvPサーバーで生きていこうとするからには、少しでも有利なクラス(そんなのがあるのか分かりませんが)を選ぼうとするのが自然な心の働きなのかも知れません。Cosmosに入っていた人口調査ツールCensusPlusを使ってみたり、道行く人たちを見ると、どうやらRogueとHunterが多そうです。が、勝負などハナから度外視していた私は、ここでもやはり「しっぽ+シャーマン」の誘惑に勝てず、最近、とみにカワイく見えてきたウシ・シャーマンになってしまいました。今回は、そのお話を少しします。

 つい先日、Lv19の私は一刻も早くLv20になってGhostWolf(移動速度アップ魔法)を使いたくて、良さそうな狩場を探して歩き回っていました。今まで行ったことの無いエリアに行ってみようと思い立ち、それまで徘徊していたBarrens(Warlockの時にクエストで訪れた、あのサバンナです)の隣、Stonetalon Mountainsに行ってみました。それまで、Barrensでも時折Allianceの人たちが侵入して来て、街にいるHordeのプレイヤーたちが迎え撃っていたりしていました。私も何度か、暢気に遠くからその光景を眺めたりしていたのですが、レベルが低いせいか、まだ襲われたことはありませんでした。

 Stonetalon Mountainsに入ると、エリア名がオレンジで表示されて少々ビビりました。通常、エリアが切り替わるとその名称が画面の真ん中に短時間表示されるのですが、緑なら自分の陣営のエリアを表します。きっとオレンジは両陣営混在のエリアで、敵陣営のエリアは赤なんだろうなぁ、と想像しながら道沿いに走ってみます。もはや、いつ襲われても不思議はありません。道から見えるMobは、Lv16〜18あたりで、狩をするにはちょうど良さそうな感じです。ちょっと先に行くと、Lv22〜25くらいのMobが現れだしたので慌てて戻り、別の道を進んでみると、ありがたいことにSun Rock RetreatというHordeの街が見つかりました。発着場もあったので、次回からはひとっ飛びで来られます。

 死んだときの蘇生地点も分かったところで(死ぬと、そのエリアにある墓場で蘇生します)、少し進んで森の中でクモやら恐竜やらを狩り始めます。と、前方に赤いネームプレートのPC発見! Allianceのプレイヤーだ! 思わず硬直していると、彼は私の横を遠く避けるように走り抜けて行きました。レベルは17、Humanのパラディンでした。やっぱり一対一なら自分よりレベルの高い人は襲わないのかな、と勝手に納得して狩を続けます。戦いが避けられるならそれに越したことはありません。何せ、人間相手に一度も戦ったことの無い箱入りウシなのです。今はとにかく、早くLv20になることです。

 やあ、ずいぶん稼いだ、あとほんのちょっと頑張ればLv20になれるぞ。とその時、画面上部になにやらどこかで見たBuffが…Hunter's Mark?(私は別サーバーでちょっとだけHunter経験あり) ハッ、まさか! 振り返ると向こうから、クマを先に立てた一人のナイトエルフ女が走ってきます。レベル22ハンターか! あわわ…。と慌てふためくうちに、クマに齧られ銃でダキャダキャ撃たれて、ロクに反撃も出来ないうちに死んでしまいました。以前、WarlockのStoneyさんと一緒に襲われて以来、2度目の経験でした。やっぱり相手が人間だと緊張してしまい、心拍数は跳ね上がって指は震え、普段Mob相手に慣れ切ったはずの操作さえ覚束ないありさまです。やれやれ、みっともなくやられたわい。やっぱり緊張するなー、と蘇生ボタンを押さずに眺めていると、私を殺したハンターは死体に歩み寄ってきました。何だろう? と…「(人名) spit on you.」 陣営の違うプレイヤー同士はemoteでのみ、意思を疎通できます。彼女はemoteで、死体につばを吐きかけて去っていきました。その瞬間、それまで高鳴っていた動悸が一瞬で静まりました。人間の体がそんな現象を起こし得るなんて知りませんでしたので、なんだか不思議な感じがしました。

 ユウレイとなって死体を回収します。そばにクモもいないことを確認して復活。その直後、再びHunter's Markのアイコンが…。どうやら崖の上のほうで待ち伏せていたようです。自力復活の直後は、体力、マナ共に半分の状態です。たちまち私の両目を暗闇が覆い、その体の上で物の具がカラカラと鳴る…といったところ。

 自力蘇生、またはヒーラーに復活された場合、死んだ場所には白骨体が残ります。まだ蘇生していない場合は、死体がそのままの形で残ります。時折道端で死体を見るにつけ、なんで蘇生しないんだろう。眠くなって止めちゃったのかな、と思ったりしていましたが、その理由のひとつには、こういった場合もあるのかも知れません。もちろん私は眠くもなかったので、やむなくスピリット・ヒーラーに蘇生してもらいました。スピリット・ヒーラーは、死んだプレイヤーがユウレイとして現れる墓場に必ずいるNPCで、話しかけるとその場で蘇生してもらえます。代償は、装備品にダメージが出ること(修理にはお金がかかります)と、蘇生のペナルティによって10分間、能力値が極端に低下することです。

 これが現実なのかと、憤りを越えて悲しみすら覚えつつ、安全な街でペナルティが消えるまで座り込みます。身を削り、修練に寝食を忘れ、装備に多額の代価を払い、知恵を絞って戦法を練りタレントを振り分ける。それでも強者はより強者に倒され、一人は二人に倒されるでしょう。私が目指したWoW道は、そんなものではなかった筈です。絶え間ない練磨を通して純粋な日本人としての気迫を再現し、術の小乗的な羈絆を脱し大乗的な和を目指す道ではなかったか…と、最近読んだ「姿三四郎」を思い浮かべたりしてみます。

 ようやくペナルティも消えて、あとちょっとなので街のそばで狩をすることにしました。どうもこのまま立ち去るのは悔しい気がしたからです。その結果、更に1回殺されました。ハンターにはトラック(追跡)スキルがあるので、ある程度近くにいれば簡単に見つけられるのでしょう。

 こうしてさんざんカモられたものの、どうにかLv20になることが出来ました。Ghost Wolfをはじめ、初の氷系魔法を覚えたりでパワーアップしましたが、この先どうなることやら。また折を見てレポートしたいと思います。

 

 

第十六話


銀行前で花火に興じる人たち

 

 

 さてPCの調子は万全ではありませんが、構わずレポートを続けます。ゲームが数秒フリーズする時に「ピー」という異音が、本来なら音が出る筈のない場所から聞こえてくるようですが深く考えないことにします。

 以前ちらっとお話したとおり、WetlandsはLv20を越えたくらいからちょうど良さそうな狩場です。Menethil Harborの街にはある程度のプロフェッション・マスターもいますし、船着場も発着場(グリフォン乗り場)もあって交通の便も良く、ベースキャンプとして最適です。この街で片っ端からクエストを受け、エリアを暴れ回ることにします。

 街のそばにはワニやら恐竜が繁殖しています。お約束どおり、これらを狩ってドロップアイテムを集めるクエストも用意されています。

 この辺りからMobも魔法やスキルを多用するようになってきて、

 ネットに捕らわれて動けなくなったり(格闘や魔法詠唱には問題ありません)、

 吐き出す火の玉で焼かれたりします。

 特にこのLost Whelpは火炎、暗黒系魔法が効かないという、まさにWarlockキラーと呼ぶにふさわしい奴で、ネイチャー系魔法のワンドをたまたま拾わなければ随分と後々まで苦しめられたことでしょう。

 

 魔法といえば、ちょっと前から覚えていたのですがAE(Area Effect:範囲魔法)のため「こんなの使わないな」と封印していた魔法、Rain of Fireを使ってみたところ、これが結構見た目が派手で気持ちいいということが分かり、最近は多用していたりします。効果時間中は術者は集中していなくてはならない(動いたり、他の行動をすると呪文の効果が切れてしまう)のですが、地味な魔法が多いWarlockにとっては数少ない派手な魔法です。

 呪文のアイコンをクリックすると、照準(?)が現れて…

 

 と、炎が降り注ぎます。緑色の照準エリア内のMobは、この地獄の猛火で一瞬にして焼き払われます…というのはウソで、DoTなのでダメージが分散して出ます。当然、範囲内にタンク役の人が引き付けていないMobがいれば、こちらに向かってまっしぐら→ボコられて即死、です。

 

 これは最近覚えたEye of Kilroggの魔法。メダマを償還する魔法で、危ない場所を偵察するのに便利です。

 呪文を唱えると、こんなメダマが現れます。この状態で移動すると、本体はここに残ったまま、メダマ(視界)だけを動かすことが出来るのです。近寄れば瞬殺間違いなしのこんな場所も…

 安全に偵察することができます。たまにMobがメダマに反応して襲われて、その場合は単に呪文が解けるだけなのですが、メダマを剣で切り付けられたり槍で突き刺されたりするのかと想像すると、先端恐怖症の人には耐えられない魔法だな、などと考えたりしてしまいます。

 

 最近、他のクラスのキャラでも遊んだりしているのですが(更新遅いのはそのせいです><)、やはりWarlockはソロが強いなぁと改めて感じています。基本的にPetをぶつけてCurseをかけてDoTをかけて、あとは適当にワンドを撃ったり、後ろから武器で殴ったりしていればいいので、Killスピードはそれほど早くはありませんがケガをしませんしマナ消費も少なくて済みます…というか、殴ったりしている間に自然回復してしまいます。Curse of RecklessnessでMobの体力低下時の逃走が防げますので狭いダンジョン等でも安心して1匹ずつ倒せます。Petクラスなので1匹相手なら多少レベルが高い敵でも倒せますし、大変なのはVoidwalkerさんだけで、本人はいざ「勝てない」となれば逃げ出してしまえばいい(ヒドイ)ので至って気楽なものです。

 PetがピンチになってもWarlockにはHealth FunnelとDrain Lifeという便利な魔法の組み合わせがあります。一言で言うと、自分のヘルスをPetに転送し、減ったヘルスは敵から吸い取る、というコンビネーションです。

 Petの体力が心もとなくなってきたら、すかさずHealth Funnel!

 Petがある程度回復したら、Drain Life!

 

 消費したマナはLife Tapの魔法(自分のヘルスをマナに変換)で補充。まさに永久機関です。←おおげさです

 

 こんな便利なコンビネーションも、Mobが複数来てしまうと大変なことになります。

 とりあえず殴られて自分ピーンチ!

 Voidwalkerさんピーンチ!

 ヘルスが減ってまた自分ピーンチ!

 あー忙しいっ!

 …すいません、無理やりコンボ使って戦いました。

 

 エリア中央付近には、ゴブリンのお店があります。

 (比較的)安全な道端にありますので、戦利品の処分に便利です。ご覧のようにゴブリンは名前が黄色(攻撃しない限り友好的)です。きっとHordeのキャラクターも利用可能なのでしょう。またこの近くには、こんなNPCもいて…

 一連の退治クエストが受けられます。一通りクリアするともらえる武器はなかなか強力で、

 いくつかから選べるのですが、私は剣を貰いました。たまにネイチャー攻撃魔法が炸裂する素敵な剣です。

 

 北に向かうと、そこは戦場でした。

 何やら地域紛争が勃発している模様。敵ドワーフはLv27程度ですがEliteなため、すごすごと引き返します。

 

 雄大な大自然に包まれての…

 恐竜狩り。なんとなく北海道に来ているような気がするのは私だけでしょうか。ですね。ハイ。

 

 さらに北に進むと海辺。QI(Quest Item)を落とす大ワニがいます。

 

 ぼちぼち敵も良いアイテムを落とし始めます。初めて指輪を拾いました。

 

 これまでは普通に開けられた道端の宝箱も、この辺りではカギがかかっています。仕方がないので諦めます。

 

 遺跡を発見。恐竜がうじゃうじゃいます。奥には、Named(ネームド:固有名を持った敵。多くの場合、小ボス)の恐竜がいて、ここで受けられるクエストの対象になっています。

 遺跡のクエスト報酬で、初めての肩装備をゲット。キャスターには嬉しいステータスです。

 

 東にはレベル測定不能のEliteチビドラゴンがうろうろ。危なそうなので引き返します。

 

 例によって誠にテキトーですが、ざっと一巡りするとこんな感じです。

 現在レベル28ですが、受けられる・ソロでクリアできるクエストが少なくなってきたので、そろそろ別のエリアに旅立つ頃合いかも知れません。

 

 などと思いつつワニをいじめてSoul Shardを補給していると…

 あっ、Cさん(仮)です!

 CさんはPさんに続いて二人目の、このレポートを見たことがきっかけでWoWを始めたという奇特な方(失礼)で、近いうちに始めますというメールを頂いていたので、その時点で断りもなくフレンド登録しておいたのでした。登録しておくと、こんな風にログオン、ログオフ時にメッセージが表示されます。

 訊ねてみたところ快く承諾していただけたので、さっそく会いに出かけることにしました。一路StormWindに向かいます。城門で落ち合うことにして、待つことしばし。すると…。

 あのシルエットは!?

 Cさんはヒューマンの凛々しい女魔術師(Mage)でした。サッキュバス様がお尻を叩く悩ましい声を耳にしてご満悦の様子。わざわざ召還しておいた甲斐がありました。

 やっぱりローマ字でチャットが出来ると楽しさもひとしおです。この時から、Cさんとは(主にレベルが近い別キャラで)あちこちを旅することになるのですが、それはまた機会があればご紹介したいと思います。

 

 

第十七話

 私が家で使っているパソコンは自作機で、今の時点(05年12月)でもそれほど遅いほうじゃないと思います。先ごろ再インストールしたので入っているソフトはWoWの他はOfficeとレポート作成用のMacromediaStudioくらいなものですが、更なる軽量化を図るため、ちょうど期限の切れたノートン・インターネット・セキュリティを卒業して、NOD32ZoneAlarm(無料版)を導入してみました。すると、以前から起きていたゲーム中に数秒間固まってしまう現象が、かなり軽減されたようなのです。まだ検証期間は短いのですが、もう少し様子を見てご報告したいと思います。

 さて、最近はあまりプレイ時間が取れなくてまとまったレポートがお届けできず、Addon紹介でお茶を濁したりしていましたが、今回はこまぎれに遊んだ別キャラの様子をご紹介します。

 Druid(ドルイド)です。しょうこりもなくウシです。

 DruidはAllianceではNightElf、HordeではTaurenだけが選択できるクラスです。一応ヒーラーに数えられますが、魔法攻撃、近接戦闘ともにこなす、良く言えば万能、悪く言えば中途半端なクラスです。

Druidの特徴

 そう、ちょっとカンの良い方にはもうお分かりですね。この動物変身が私を惹きつけて止みません。具体的にはクマ、ネコ、海獣(?)、ネコその2、フクロウの着ぐるみ(?)と実に多彩です。変身できる動物の見た目はカワイイというよりどちらかと言えば凶悪ですが、最近、ウシ女性がおしとやかなお嬢様タイプに見えてきた私のことですからきっと大丈夫でしょう。ということでさっそく旅立ちます。

 

(中略)

 Bloodhoof村に着きました。(´・ω・`)


                     ※CT_Modの効果でいろいろ便利な追加情報が表示されています。

 ここです。(いや、第一話〜第二話と重複しちゃうので…)

 いくつかの種族をやってみた感じでは、どの種族も初期村でお使いやら狩やら初期洞窟探検やらのクエストをしてレベルが5〜6くらいになったところで、お使いがてら次の村まで導かれる…という流れになっているみたいです。

 Bloodhoof村ではレベル相応のクエストがたくさん受けられる他、いくつかの基本的なプロフェッショントレーナーがいたり、乗り物が売っていたりします。

 これがTaurenのライディングギア、Kodoです。いかつい…というか乗り心地悪そう。というか、そもそも本当に懐くのだろうかといつも疑問を抱いてしまいます。


価格表。目ン玉飛び出る値段です。

 たまにこれに乗っているウシプレイヤーさんを見かけますが、向こうからドコドコ走って来たりすると一種異様な圧迫感を受けます。これはあくまで私見ですが、乗り物に乗っているプレイヤーさんはよく見かけるのですが、ウシの人は例えLv60であろうと自分の足で走っている人が多いような気がします。気のせいだろうか…。

 ちなみにこの世界、他種族に対するReputation(評価・名声)を上げるとその乗り物にも乗れるようになると聞いて、レベル5くらいで何遍も死にながらはるばるオークの首都まで走って行って移住して、そこであたかもオークに生まれたかのごとく暮らし始めたこともありますが(Trollの人に「お前は故郷を遠く離れてこんなところで何をしてるんだ」とか聞かれて返答に困ったりしました)、後でTaurenが乗れるのはKodoだけと知ってショックのあまりそのキャラはやめてしまったことがあります。なぜだ、なぜウシだけは他の種族の乗り物に乗れないのだBlizzardよ…(答え:ウシは体がでかいから)。

 その辺には野生のKodoもいます。近くを通ると、地面が揺れます(本当)。

 村はずれからは、遠くThunder Bluff(ウシの県庁所在地)が望めます。

 ところでウシのしっぽはムービーだとふかふかなのに、ゲーム中はなんだか妙に長くてぬめぬめしてそうで、ちょっとこれは広告に偽りありです。

 次のパッチで修正することを強く要望します!

 

 それはそれとして、遥かオークの首都まで走っていったことさえある私です。まだレベル6ですがThunder Bluffまで行ってこの村では売っていないプロフェッションを習うことくらい朝飯前です。

 妙に路上に死体が多いですが、気にせず走り続けます。

 Thunder Bluffは岩山の上にあって、入り口はエレベーターになっています。たぶん墜落死したのでしょう。あちこちに死体が転がっています。上から見下ろすと…。

 これは死ねます。

 各種族にはそれぞれ首都が設定されていますが、プレイヤーが集まるのは、やはりAH(オークションハウス)がある街です。AHはすべての首都にあるわけではないので、そんな街はどうしても寂れた感じになってしまいます。因みにAHはAllianceではドワーフ(とノーム)の首都Ironforge、Hordeではオーク(とトロル)の首都Orgrimmarにありますので、これらの街はいつもプレイヤーたちで賑わっています(他に中立都市にもあるそうです)。というわけで、このウシの県庁所在地Thunder BluffにはAHがありませんので、銀行前もご覧のとおり。

 歩いているのはNPCばかりという寂しさ。

 それでも一通りトレーナーもいますので、当面の訓練や買い物には十分です。

 この街は4つの岩山をつり橋でつないだ造りになっています。メインとなる真ん中の岩山も、3層の構造になっていて各階層は中央のトーテムみたいな螺旋階段(最上階に発着場あり)を伝って行き来します。慣れるまで目的の場所に行く道順がちょっと分かりづらいかもしれません。

 ということであんまりDruidのこと書いてませんが、今日はこの辺で。次回はもう少しDruidの使用感などを書いてみたいと思います。

 

 

第十八話の前に

 

 

 

 

 

 

 

 

 諸事情によりしばらく更新が止まっておりましたが、どうにか戻ってまいりました。

 再び、まったりとWoW世界をレポートして参る所存ですので、よろしくお願い致します。

 

 ということで、アカウントを復活させて久々にログインしたところ、世の中はすでにパッチ1.10の時代。例によって更新内容はさっぱりですが、何もしなくてもパッチは勝手に当たりますので安心です。さっそくGo! と思ったら、どうやらトラブルが発生したようで、ごく少数のサーバーを除いてほぼ全滅状態。

 怒り狂ったユーザーが押し寄せたのかblizzardのサイト自体も妙に重く、仕方が無いからAddonの新作でもチェックしようとしたらCurseGamingのサイトも激重。だいたいこのサイト、同時接続限度が2,000とかエラーが出てますが、(カウンタ表示によれば)6,300万ダウンロードも実績があるっていうのに、明らかにサーバー・回線のスペック不足です。この後も何日かアクセスしていますが、以前より重い時が多くなってます。なんとかならないものでしょうか…。

 

 久々にチェックしたblizzardのサイトには、「ついに次期拡張パックのAlliance種族が決定!」とのニュースが。

 おお、ついに! Hordeのブラッド・エルフはかっちょ良かったから、それに対抗できるぐらいステキな種族なんだろうな〜。

 どれどれ…。

 ヒゲ!?(がーん)

 こ、これは…。

 確かにWarcraftにはウィスプってユニットがあったけど…。

 あれって戦闘じゃなくて生産ユニットだったような気が…。

 …エイプリルフール…ですよね…?

 

 

第十八話

 

 

さてウシドルイドその後です。

Druidはクラス特有の魔法としてMoongladeというエリアにテレポートする呪文を覚えることができます。

クエスト自体はごく簡単で、お使いの結果として、Thunder BluffにいるDruidトレーナーに話しかければその場でもらえます。今度は、今覚えた呪文でMoongladeへ行って来い、というクエストが受けられるので、早速使ってみると…

幻想的なMoongladeに到着です。この街Night HeavenはDruidの町ということで、TaurenとNight Elfが共に平和に暮らしています。WoWでは、プレイヤーはHearthstoneでホームポイントに戻れますが、1時間に1回という制限があります。この呪文には再使用の制限が無いので、いつでも安全な場所に飛べるというのは何かと心強いですね。

クマ変身呪文クエストをゲット。いよいよ初の変身呪文です。街のすぐ外にいるクマの霊と話をするという簡単なお使いなので、すぐにクリアできると思います。引き続きうけられるクエストでThunder Bluffに戻ります。

ここではこの後も、アザラシ(?)変身呪文等のクエストが受けられますので、いずれまた訪れることになるでしょう。

街の中には発着場があります。Taurenの首都Thunder Bluff行きの隣には、Night Elfの首都Darnassus行きのフライトポイントも並んであります。ここからの飛行は一方通行なので、Thunder BluffからMoongladeまでグリフォン等で飛んでくることは出来ません。このエリアから外につながる道も1本ありますが、ちょっと行ってみたらレベル測定不能のMobがいて瞬殺されました。街の外にもう一組(Horde用とAlliance用)の発着場がありましたが、今はまだ行き先を知らなくて使えませんでした。いずれレベルが上がって行動範囲が広がれば、使えるようになるのでしょう。

Thunder Bluffに戻ってトレーナーに話すと、今度はBarrensで石を探せというクエストになります。Barrensはこの隣のエリアで、Mobのレベルも一段階高いのですが、このクエストではBarrensの端っこへちょろっと行くだけですので何とかなります。

クエストを受けた段階で、こんなアイテムが手に入ります。これを、BarrensにあるMoonkin Stoneに使う、というのが目的です。

これが目的の石です(早)。地図で言うと…

ここ。CosmosやCT_Modを入れていれば座標が出ると思いますが、その41,60のあたりです。余談ですが、あちこちの攻略サイトでもクエストNPCやMobの情報をこういった感じの座標で書いているので、Map系のAddonは必須ですね。

さっそくQI(クエストアイテム)を使います。すると…

Mobが出現して襲い掛かってきます(お約束)。ちなみにこのMonnkin、タレントの取り方によってはいずれこれにも変身できるようになるらしいです。

こいつに打ち勝てば…

目的達成です。これでThunder Bluffへ戻って報告すれば…

クマ変身呪文を習得できました。同時に、Growl、Maulの2つのクマ・アビリティも覚えます。

もくもくと煙を出して変身します。ちょっと日本的。

Druidは変身すると、魔法やアイテムが使えなくなります(動物だから)。その代わりに、変身した種族固有の特殊能力を使えるようになります。このため、シェイプシフト(変身)するとコマンドバーも…

といった具合に、自動的に切り替わります。通常時、変身時の設定は別々に記憶されるので、変身した状態で設定した内容は次回変身した時にも有効です。
※各ボタンにキーバインドが表示されていますが、これは私が自分用に設定を変えた後なので、デフォルトはこんな変な配置ではありません。

変身後の特殊能力は、Manaではなく、Rage又はEnergyを消費します。これはWoWのクラスの話をしないといけないのですが、WoWのWarrior、RogueはManaを持っていません。彼らは各々呪文の代わりとなる特殊能力を持っているのですが、それを使う際に消費するのが、WarriorならRage、RogueならEnergy、という設定になっているのです。DruidのクマはWarrior互換、ネコはRogue互換なので、Druidはクマに変身するとManaの変わりにEnergyを、ネコに変身するとRageを一時的に持つことになっているのです。このため、変身前後のプレイヤーステータス表示は、こうなります。

←戦闘中に8ダメージをくらったところ

これはAddonのDruidBarがインストールされているので、クマ時にRageとManaが同時表示されていますが、デフォルトではManaの青いバーの代わりに、Rageの赤いバーが表示されます。

Rage、Energyともに、戦闘開始時点では0です(タレントの振り方によって違いますが)。Rageは、敵に攻撃がヒットしたり、敵の攻撃を受けたりすると増えます(クマは血を見ると熱狂するから)。Energyは、時間と共に増えていきます(ネコは怠惰動物だから)。どちらも上限は100で、これを消費して特殊能力を使って戦うのが、クマ/ネコ(Warrior/Rogue)の戦闘スタイルなのです。

さっそく近所で試し斬り。

強い! というか、硬い! さすがWarrior互換。今までは戦うと結構体力が削れてしまった相手でも楽勝です。ちょっと無理をしても、変身解除→回復魔法→変身して戦闘継続、といったことも出来るので、劇的に戦いが楽になりました。何しろ変身呪文はInstant(即効魔法)なので、詠唱中断されないのがすばらしい。戦闘中だろうが移動中だろうが、いつでも好きなタイミングで変身、解除が出来ます(変身にはマナを消費しますので、マナ切れのときは変身できませんが)。クマはWarrior互換ですがレベル20で習得するネコはRogue互換なので、硬さは望めませんが攻撃力の向上には大きな期待が持てます。今から楽しみです。

変身中は呪文、アイテムは使えなくなりますが、薬草、鉱石、皮の採取はそのまま出来るので資源集めが楽になりました。

こんな風にDruidは普段の姿(Caster Form)で回復、攻撃魔法を操り、クマ(Bear Form)で前衛となり、ネコ(Cat Form)でアタッカーとなって戦うことが出来るのです。パーティーの構成によって、場合によってはその瞬間の状況に応じて、場面に応じた戦い方が出来るのが、Druidの最大の特徴です。反面、どの形態も当然ながら専門職には及ばないので、あくまで弱点を補う補助的な存在となってしまうことが多いでしょう。それでも、一人のキャラで色々な役割を楽しめて、水中呼吸が出来るアザラシ(?)や足の速いチーターにも変身できるようになり、野外限定ですがRoot(足止め)呪文を使えて、動物限定ですがMez(寝かし)呪文も使えて、行き先は限定されますがテレポートも使えるDruidは、なかなか遊びでのあるクラスと言えると思います。ソロ楽だしw

ということで、次回ももう少しDruidのお話をしたいと思います。SS(スクリーンショット)溜まっちゃってますがレポート書くのが追いつかない…。

 

 

第十九話


ユキダルマ変身してDuelしてる人を発見。

 

 

 さて無事にクマ化できるようになったところで、ちょっと足を伸ばしてOrcの首都Orgrimmarを目指してみることにします。OrgrimmarはOrcとTrollプレイヤーが最初に到達する首都で、AH(オークションハウス)や各種プロフェッショントレーナー等の施設も充実しており、交通の便も良いのでいつも賑わっているのです(後日気づいたのですが、ウシの首都Thunder BluffにもAHがありました。いつの間に出来たのか、はたまたずっと前からあってただ私が気づかなかっただけだったのかも知れません。だとしたら随分ウカツな話です。面目ない)。

 クマとなってどんどん走ります。このBarrensは、以前Warlockのサッキュバスクエストで訪れましたが、その時は始めて来た敵地ということで随分神経をすり減らしたものです。しかしHorde種族に生まれ変わった今の私にとってはホームグラウンド。時たま道に迷い出てくるMobにさえ気をつければ、気楽な旅です。どうでもいいですが、クマになると視点が低くなるので足が速くなったような錯覚を起こしてなんだか得した気分になれます。

 Barrensに入ってすぐの所に、Camp Taurajo(通称Camp T)という小さな村があります。発着場もあるのでチェックをしてから更に進み、T字路に出たら今度は北に向かいます。このエリアは、北より南のほうがMobレベルが高いので、Camp Taurjo付近に生息している恐竜(Lv18くらい)が迷い出てきたら要注意です。

 道なりにどんどん北上すると、やがて街が見えてきます。

 ここが、Barrens最大の街Crossroadsです。その名のとおり十字路の交差点にある街で、兵法で言うところの衢地。さぞ古来よりいくたびも合戦場となったことでしょう(関係なし)。

 この街がBarrens探検の拠点となる街で、レベル相応のクエストをいくつも受けることが出来ますから、たいてい冒険者たちで賑わっています。この近くには、Waling Caverns(通称WC。最初トイレかと思ったよマジで)というインスタンスもあって、そこを目指す人たちがチャットでメンバーを募集していることも多いです。またまた余談ですが、LFGチャンネルに流れる募集を見ていると、「need Tank and Healer」というケースが非常に多いです。やはりどの世界でもタンクとヒーラーは人手不足の様子。特にHealerは、「need Priest」とされることもままあり、Priest需要は特に高そうです。次いであるのが「need Mage or Thief」。要するにAttackerでも、最もその特徴を体現しているクラス。つまり、Tank、Priest、Healer、ぐっと離れてMage、Thiefといったところが求人の多いクラスのようです。

 さてCrossroadsにも発着場があるのでチェックして、さらに北上します。T字路になったら右折。そしてひたすら直進します。

 川にかかった橋を渡ると景色が変わり、そこはもうDurotar。OrcとTrollのスタートエリアです。緑豊かなウシ故郷からBarrensに来たときも随分埃っぽく感じましたが、こちらは更にパサパサしてます。ここはスタートエリアだけあってMobレベルもぐっと低いので、もし出くわしたとしても問題ないでしょう。少し進むと、小さな村に出ます。

 ここRazor HillはOrc、Trollにとっては初期村の次に当たる村となります。ここもT字路になっていますので左折(北上)して道なりに走ってゆけば…

 目指す首都Orgrimmarに到着です。

 この街は、いくつかの峡谷をつなげた構成になっていて、それぞれの谷に名前が付いています。名前は、そこにある建物と関連したものになっていて、例えばValley of HonerならWarriorのトレーナーがいたりWeapon Masterがいたりします。各谷の見所はまたいずれ改めて紹介することにして、ざっくりとこんな配置です。

 ここOrgrimmar発着場からは各地へ航路が出ているのですが、その他の交通手段として、街の外にZeppelin(飛行船)乗り場があります。

 これに乗ることで大陸間を移動できます(無料)。ところで以前は、この世界の2つの大陸はAllianceとHordeに別れていると思い込んでいたのですが、その後色々とキャラを作っているうちにそうではないことが分かりました。整理しておきますと、こんな感じです。

 Night ElfとUndeadは、地理的に孤立していることが分かります。Undeadは、やはり首都のそばにある飛行船に乗ることでOrgrimmarまで安全に旅をすることが出来るのですが、NEは船を使った後に結構歩かないといけないので、他の種族と合流するには少々手こずります。最大の難所はWet Landsで、ここは通り道にLv20程度のMobがいるので、友達に護衛を頼めない場合は、何度か死ぬ覚悟で走り抜けるしかありません。まぁ、死んでも装備にダメージが出るだけなので、手間さえ惜しまなければごく低レベルのうちに移住することも可能です(私はLv6で移住したことがあります)。

 

 

 これまでに何度かTalent(タレント)という言葉を出しましたが、まだ具体的なお話をしていなかったので、今更ですがここでしておきたいと思います。

 WoWではレベルアップ時の成長にランダム要素が無いので(多分)、単にレベルアップしていくだけではキャラクターの個別化は装備品でしか行えません。これを補うためにあるシステムがTalentです。プレイヤーキャラクターはLv10になると、毎回レベルアップするごとに1ポイントずつ、Talentポイントを貰えるようになります。これを好みに応じてスキルに割り振っていくことで、各キャラクターの個別化を図ることが出来るという仕組みです(EQで言えばAAみたいなもの)。スキルは、各クラスごとに3つのジャンルに分けられています。一つのジャンルに15個ほどのスキルがあって、「あるスキルは他のスキルに5ポイントふってから初めて取得できる」といった優先順位もあります。Diabloをプレイしたことがある人なら、あのスキルシステムと言えばすぐに理解していただけるでしょう。

 具体的にDruidの場合を見てみます。DruidのTalentには、次の3ジャンルがあります。

 Talentポイントは、10レベル以降1ポイントずつ貰えるのですから当然有限で、最大レベルになったとしても、全てのスキルに振るには到底足りません。Diablo2で、同じAmazonでも「弓アマ(弓で戦うスタイルのアマゾン)」にしようか「槍アマ(同、槍)」にしようか、はたまた「ジャベアマ(同、ジャベリン)」にしようかと頭をひねったように、WoWでもどんなスタイルで戦うキャラにするかを決めて、計画的にポイントを振っていかないと中途半端なキャラになってしまいます。

 ポイントはいつでも振れるので1ポイント貰うごとに振ってもいいし、貯めておいてまとめて振っても構いません。いずれにしても、左メニューのリンクにあるTalent計算機を使ったりしてよく考えて決めるのが吉です。一度振ったポイントは、クラスのトレーナーにお金を払えば再度振りなおすことが出来ます。ある程度育って、こりゃ失敗だ、という時はやり直すのも一つの手です。また、パッチがあたるとTalentが調整されたり、追加・削除されたりすることもあって、それが甚だしい場合は「今回のパッチでTalentが随分変わっちゃったから、Druidのみなさんはもう一回振りなおしてね」とかアナウンスがあって、強制的に振りなおしになることもあった…ような記憶があります。定かではありませんが。いや、当時はまだTalentポイント持っていなかったので。ガセだったらごめん。

 画面の下のほうにあるダーツの的みたいなアイコンをクリックするとTalent画面が開きます。画面には、この3つのジャンルがタブになっています。各タレント内容は、ここを参照してみてください。日本語訳は、WoW Wikiに掲載されています。

 私の場合、変身大好き人間なので、当然Feral Combatに重点的に振っています。

 WoWのSS(スクリーンショット)はマウスカーソルが写らないので分かりにくいですが、Sharpened Claws(上から3段目の一番右)にカーソルが当たっているところ。当てたスキルのTooltipが表示されています。

 このように、1つのスキルに複数回ポイントを投入することが出来るものもあって、当然、ポイントをつぎ込むほど効果が高くなるようになっています。また、このスキルから矢印が2本出ていますが、これは、Sharpened Clawsに1ポイント以上振った場合に次のスキルが取れる、ということを表しています。この他に、該当するジャンルにXポイント以上振っていないと取れない、といった制限があったりもします。

 という具合に、究極のスラムツムリを生み出すべくレポート用紙に系図を書いていったら半日かかった、という方や、最強の潜在復活付きビャッコを生み出すべくレポート用紙に組み合わせを書いていたら夜になっていた、という方には堪らないシステムとなっております。

 

 

 先日、Orgrimmarの銀行で荷物を整理していると…

 あっ、首都に乗り込んで来た大胆なAllianceがいます!

 でもそんな人たちはどうせレベルMAXで、目が潰れそうな装備をしているんだろうから、迎え撃つなんてレベル1/3で装備しょぼしょぼなウシには夢のまた夢だな…。

 そう思って荷物を片付けていると、メッセージが繰り返し表示されます。どうやら、街のNPCが繰り返し攻撃を受けているようです。むぅ、首都が攻撃されているんだゾ、誰か追い払おうという奴はいないのか!

 尚もメッセージが出続けます。白昼堂々と(?)敵の首都で暴虐の限りを尽くすとは、なんてふてぶてしい奴らだ。なんだかムラムラと愛国心が湧き上がってきたので、ちょっと様子を見に行くことにしました。ここはNormalサーバーなので、PvPスイッチを入れなければ、先制攻撃されることも無いだろうし(不名誉になるので、こんな格下を攻撃するはずも無いのですが)。VoHの池にいる…という報告がチャンネルに流れたので行ってみると…。

 いました。やはりレベル測定不能なPaladinです。一人で乗り込むとはまったくいい度胸です。名前の前に称号が付いてることからも、かなりのPvPの腕前であることが伺えます。こちらの姿を認めてぴょんぴょんジャンプしたりしています。ぬー、ナメきっとるな。

 すると、チャンネルにメッセージが。

「誰かヒーラーはいないか。俺はこれから奴を叩き殺す!(超訳)」

 おおっ、見ると一人のHunterがペットを連れて颯爽と突撃していきます。彼のレベルは57。大丈夫なんだろうか? つーか、答えも待たずに一人で突撃するあたり男や、あんた男や!

 猛然と渡り合う二人。

「Palが一人、VoHの池だ!」

 こちらも手練なのか、戦闘中に警報を発しています。

 ああっ、じりじりとHunter氏が押されていきます。くーっ、ヒーラーはいないのか? きょろきょろ見回しても、(現地時間)早朝ということもあってか不思議と誰も集まってきません。これは、オイラが行くしかない…のか…??

 などと迷っているうちに、一人のShamanが駆けつけてきました。ほっとする私。Shaman氏は二人のそばにTotemを置いて下がり、様子を見ます。ShamanはDruidと同じくHealerで、Totemを使った戦闘補助を得意とします。が、その強力なTotemの数々は、ほとんどがグループメンバーに有効なものです。あの状態でグループを組めるのだろうか…。

「下がれ! Guard(衛兵)の方に引っ張るんだ」

 Shaman氏が指示を飛ばします。置いたTotemの数からして、グループは組めていないようです。と、よく分かりませんがPaladinがキラキラしながら技を次々と繰り出し、ついにHunter氏は倒されてしまいました。Paladinはタダでさえ硬い上に、Lay on Handという完全回復技を持っているので非常に死ににくいクラスなのです。

 返す刀でShaman氏に襲い掛かるPaladin。いくら接近戦も出来るとはいえ所詮はHealer。Shaman氏の体力は見る見る減っていきます。

「XXXX Swordを200gpで売るよー」

 首都が襲われて死人まで出てるというのに何暢気なコト言ってるんだキミタチはッ!!

 ボクは平和を愛するウシだけど…

 PvPはおろかDuelさえまともにやったことないけど…

 レベル差3倍もあるけれど…

 しかし、もはやこれはッ!

 及ばずながら助太刀致す! (`・ω・´) シャキーン

 我等の街でこれ以上好き勝手はさせん! 及び腰でヒール、Buff、ヒール!

 お、心配していたほど1回の回復量が少なくない。この調子で、遠くからこっそりヒールしてりゃ、目の前の相手に忙しいヤツはこっちまで手が回らないって寸法よ。Shaman氏ガンバレー!
  フフフ…これなら…これなら勝てるッ!!(くわっ)俺の力じゃないけど

 あれ?

 もう一人いたヨ…。

(完)

 

 

第二十話 

 

 

 

 先日Curse Gamingがリニューアルしましたね。前回Addonページを更新する時にアクセスしたら、ちょうど改装中だったようで、

 こんな画面が出てびっくりしました。仕方が無いので「待ってる間にこれでも見てて(超訳)」というムービーを見ようとしましたが、私と同じような人たちのアクセスが集中していたようで、ダウンロードに5時間とか出たので見てません。代わりにLa MirageのMMORPG ReportでPlanetSideのムービー見て感動してました。カッチョエ〜。

 改装直後はページが表示されたりされなかったり、検索がおかしかったり出来なかったり、以前のリンクが使えたり使えなかったりして大いに弱りましたが、どうやら落ち着いてきたようです。でも、個人的には、前の方が見やすかったし使いやすかった気がします。Addonへの感想投稿が日付降順になったのは嬉しいですが。

 

 

 さて、Druidはレベル16になると、第二の変身魔法Aquatic Formを覚えることが出来ます。これはいわゆる海獣で、エラ呼吸のため水中に無限に潜っていられることが最大の特徴です。この魔法はクエストの報酬ですので、例によってさっそく取りに行きました。クエストは4段階に分かれています。

Step 1: A Lesson to Learn [Level 16]
Step 2: Trial of the Lake [Level 16]
Step 3: Trial of the Sea Lion [Level 16]
Step 4: Aquatic Form [Level 16]

 このうち問題となるのはStep 3の「Trial of the Sea Lion」なので、これを重点的にお話します。ちなみにStep1は話を聞くだけ、Step2はMoongladeの湖に潜ってアイテムを探すだけ、Step4は報告に戻って変身魔法をゲットするだけです。毎度のことですが幾分のガセが含まれていると思われますので、正確な情報を知りたい方はこちら(Thottbotのクエスト情報)をご参照ください。

 Step3の目的は、「2つのペンダントの欠片を集めてMoongladeで合体させて一つにしてみ(超訳)」というものです。さらに「欠片の場所は地元の人に聞いてね」などと言って具体的に教えてくれません。ドラクエとかやっていて何が一番面倒かって、街の人にちまちま話しかけて情報を集めることほど面倒なことはありません。特に、画面の角度を変えないと見えない場所にいたりする人は大嫌いです。えー、ここでもソレやるの〜? と、しぶしぶ街をさ迷い歩きましたが結局分からず、仕方が無いのでThottbotの投稿を懸命に読んだら、発着場の人が知ってるとのこと。なるほど、ここを出るには(基本的には)発着場を使うわけだから、それはそれでいいのかも知れませんが、発着場の人に聞くのは普通一番最後になるんじゃなかろうか…と少々納得し難い部分も無きにしも非ず。でも文句を言うわけにもいかず(英語だから)、ついでにアンチョコ(Thottbot)で欠片の場所もチェックして旅立ちます。

一つ目は、Barrensにあります。

 この池の底に沈んでます。以上おわり。

 で、問題の2つ目。アンチョコによればSilverpine Forrestの沖合いの海底だそうですが、そもそもSilverpine Forrestてどこに? と、地図を調べると…

 またウシにとってはえらい遠方ですが、どうやらUnderCityから行けそうです。幸い、OrgrimmarからZeppelin(飛行船)が出ていますので、向かってみることにします。城門の向かって右手に少し歩くと、木造のタワーがあってガードが立っています。これが、飛行船の乗り場です。乗り場は2つありますが、南側がUnderCity行きです(ゴブリンのZeppelin Masterに話しかければ、行き先を教えてくれます)。船と同じで結構頻繁に航行していますので、たとえ乗り遅れたとしても、同じく船待ちのアメリカンによる無言Duel攻撃を受けたりしながら少し待てば、すぐに次の便が来ます。

 程なくUnderCityがあるTirisfal Gladesに到着です。

 始めてやって来たアンデッドの首都です。おのぼりさんのウシとしましては、ついでに城内を見学せずにはいられません。勇んで入っていくと…

 朽ち倒れた墓石、水も止まり荒れ果てた噴水、そしてお堀には何やら粘着性のありそうな緑色の液体。城内は静まり返っています。

 さらに進むと玉座の間に出ましたが、ここにも人っ子一人いません。これはきっと何か勘違いをしてしまっていて、この先の角を曲がった瞬間にレベル測定不能なEliteが出てきて殺されてしまうんじゃなかろうか、などという不安が湧き上がります。

 ようやく人に出会えました! NPCで、ちょっと…というかかなりコワモテで、しかも名前が黄色(友好度Neutral)ですが、どうやら殺される心配も無さそうで一安心です。

 実はここから先への進み方が分からず、あちこち歩き回ったりクリックしたりして手間取ってしまいましたが、この突き当たりがドアになっていて、その向こうがエレベーターになっていたのでした。ThunderBluffと同じくエレベーターは一定間隔で昇降していて、少し待っていればドアが開いて乗り込むことが出来ます。きっと普通の人はすぐ気づくのでしょうが、EQでKeletinのエレベーターの仕組みが分からずに座って延々と待ち続けていた私にとってはなかなか手ごわい難関でした。

 エレベーターを降りると、そこにはアンデッドの知力を尽くした壮大な地下都市が拡がっていました。

 発着場を見つけたのでさっそくチェック。この大陸ではまだ他にフライト・ポイントを知りませんので、利用することは出来ません。ここでの乗り物は、コウモリ。たまにモゾモゾ動いたりする様が妙にリアルです。

 ここは円形のホール状になっていて、ぐるりとお店が並んでいます。

 さすがアンデッドの街だけあって、銀行員もご覧のとおりユウレイです。

 

 

 それにしてもこの緑色のドロドロは、いったい何なのでしょう。IronForgeの銑鉄以上のインパクトです。じっと見ていると、なんだか鼻の辺りがムズムズしてきます。

 別にダメージとか出ませんでした! : D

 

 しかし、この街の人たちは

 ホント、個性的な人たちばかりです (´・ω・`)

 

 Fishing Trainer!? まさか…

 

 さてこの他にも、召喚されては見習い戦士たちのデクとして虐殺される怪物だとか、生贄に捧げられてる人たちだとか、捕らえられて実験台にされてる人たちだとか、心優しいウシには目を覆いたくなるような光景が随所で繰り広げられていました。…と書いていて気づきましたが、確かに写真を撮った時はそう思ったのですが、今思い返しながら書いているとさほど大騒ぎするようなことでもないような気がしてきたあたり、私もすっかりHordeに染まってしまったようです。

 ということで、まだまだ見所満載なUnderCityですが、長くなってしまったので今回のレポートはいったんこの辺で切り上げることにして、次回からクエストの続きをお話したいと思います(寄り道が長大になっちゃって申し訳ない)。最後に…

 

 

 先日Thunder Bluffにいた時のこと。

 警報発令、警報発令!

 なにー、今度は我がウシ首都を襲撃するとはっ!

 細切れのチャットを聞くと、どうやらウシの王様が狙われているとのこと。もはやレベルがどうのとか言ってはいられません。PvPスイッチオーン!急げー!

 既に激戦が繰り広げられています。 

 王を守れー! ヒール、ヒール!(←攻撃魔法はレジストされるに決まっているので)

 なんだかキラキラしたものが飛んできて、あっという間にやられました。

 守れー! 守れー! ヒール、ヒール!

 AEに巻き込まれて死にました。

 戻った頃にはもう敵も残り少なく、どうやら撃退できました。

 やっぱり遠くから味方にBuffやヒールして何回か死ぬことしか出来ないのですが、王がご無事で何よりでした。

 いつか一人前になって防衛の先頭に立てる日が来るのでしょうか。でもその暁には、草原でダチョウを追っていた気弱なウシではなく、一個の殺人メシーンと化した凶暴なウシとして剣を取ることになるのでしょうか。そもそもそんな日は来ないのかも知れませんが、少し考えてしまいました。