第六話
新ペットVoidwalkerを手に入れるクエストは、IronforgeのWarlockトレーナーがいるエリアにいるNPC、Lago Blackwrenchに話しかけることで始まります。
「StormwindのMage QuarterにいるGakin Darkbinderに報告しろ」と。では、さっそく地下鉄で行ってみましょう。
駅に着くと、ちょうど電車が入ってきたところでした。でも…
どちらもStormwind行きでした。
途中、海底トンネルがあって海の底の様子が見られます。でも、すぐに通り過ぎてしまうので、ゆっくり見ている暇はありません。線路の横を歩いて行けるので、じっくり見物したい人は歩いた方が良さそうです。距離も思ったほど長くはなく、すぐに到着して物足りなかったくらいでした。
駅を出ると、そこはもうStormwindの街。人間の首都らしく、にぎわっています。さてGakin Darkbinderは、どこにいるのでしょう…。
Warlockといえば町外れ。とりあえず、魔術師地区のはずれを目指します。
途中、王様にご挨拶。王様は、まだ幼いお方でした。
これなら…勝てるッ!(くわっ)
…失礼しました。
さて地図を頼りにたどりついた町外れの酒場の地下、うすぐらい通路の先に、怪しげな人たちが…。
いました。さっそく話しかけてみます。すると、
「カボチャ畑にいるSurena Caledonをぶっ殺して首輪を取り戻せ」(超訳)
彼女はこの人のかつての弟子だったようです。詳しい経緯は分かりませんが(いいのか?)、Voidwalkerのためです。殺人もいといません。さっそく行ってみましょう。
城門を抜けて外へ。ここも巨大建築ブームです。
途中、村を通り抜けて…
着きました。あの家にいるようです。地図では、ここです。
おっかなびっくり家の中の様子を伺うと、ターゲットがいました。が、レベルが少し高いようです。うーん、周りにお供も2〜3人いそうだし、もっとレベルを上げてからじゃないと無理かな…と思っていると、
あっ、誰かからwhis(ウィスパー:相手のプレイヤーにだけ聞こえるように発言すること)が来ました! そうだと答えると、一緒にやらないか、とのこと。どうやら彼もWarlockみたいです。ドキドキしながらも、ご一緒させてもらうことにしました。
お誘いウィンドウ。Acceptで了解。
グループを組むと、彼はすぐにHPとマナのポーションを1つずつくれました。どうやらアルケミーのスキルを取って自作しているみたいです。そして「Ready」と声をかけました。むむ。手馴れた感じです。こちらも何か出来ることはないかと考えましたが、何も無かった(;´Д`)ので「ok」とだけ答えて、戦闘が始まりました。
結果としては無事倒せましたが、二人でやってもギリギリという感じでした。Plostellingさんはレベル11(私は10)でしたが、お供のザコが数人走り出てきたので、ペット死んでました。ポーションが無かったら、危なかったかも知れません。
無事アイテムをゲットできたので、二人で街に戻ってクエストを終わらせることにしました。戻って報告するとアイテムがもらえ、これをSummoning Circleで使えばVoidwalkerが召喚できるとのこと。Summoning Circleは、同じ場所(トレーナーがいるところ)の地下にありました。
残念ながら、ここからは少しあやふやです。SS(スクリーンショット)撮りそびれてしまったもので。
この場所でアイテムを使ったところ、Voidwalkerが召喚されたのですが…なんとそのVoidwalkerは、突然すぐそばにいた他のPCに襲い掛かったのです。予想外の展開にあ然としていると、彼(すごくレベルの高いWarlockさん)は暴れだした私のVoidwalkerを倒して、さわやかに「Thanks」と一言残して去っていきました。
むう、これは一体…。何で暴れだしたんだろう? で、何がThanksなのかしらん…。でも、Voidwalkerが倒れたところで、無事召喚魔法を覚えることが出来たみたいです。Warlockが一度に召喚できるペットは1体なので、本来は、一人で暴走したVoidを倒さないといけないのかも知れません。
ということで、念願のVoidwalkerをゲットできました。わーい。が、早速召喚しようとしたら…Voidの召喚にはSoul Shard(ソウルシャード)が必要です、というメッセージが出て召喚できませんでした。
Lv10になると覚える「Drain Soul」の魔法で倒した敵からは、ソウルシャードが手に入ります。このシャードはペット召喚の触媒として、また特定の呪文の触媒として消費します。つまり、Warlockは常にシャードの残量を気にして、必要に応じて補充しないといけないのです。シャードは経験値が得られる敵からしか取り出すことが出来ないので、弱目の敵を探してみます。
Drain Soul自体は弱いDoTです。これが効いている間に死んだMobからは、ソウルシャードが取り出されて、バックパックに入ります。
ごらんのようにソウルシャードは1スロットを占有してしまい、スタックしませんので、結構かさばります。が、必要なものなので仕方ありません。ログアウトしても消えませんので、カバン一つ分作りおいておきました。
ついに召喚できました。足元のモヤモヤと、キラキラと残像を残す輝く瞳がステキです。実際に戦わせてみると、非常に硬く、タウント(挑発)も強いのでタンクとして最適です。これからずいぶん、役に立ってくれる筈です。
さてこうして2番目のペットを手に入れることができましたが、かといって最初のペット「Imp」を使わなくなってしまうわけではありません。ペットは自動的に、主人のレベルと同じレベルになりますし、覚えさせるスキル(魔法)も、この先まだまだたくさんあります。ImpはMageタイプのアタッカー、Voidwalkerはタンクと、状況に応じて使い分けていくことになるのです。
第七話
とある建物を探検していると、人気のない部屋でダンスをしているナイトエルフのお二人を見かけました。別にどうということは無いのですが、なんとなく、そそくさと立ち去ってしまいました…。
さてWarlockの接近戦スキルはダガーですが、杖と片手剣スキルも習うことが出来ます。StormWindにはそのトレーナーがいるので、この機会に習っておくことにしました。その辺を警備中のガードに道を尋ねてトレーナーのいる場所に向かいます。
中国人…?
ちょっと高いような気もしますが、片手剣を習いました。
習いたてのスキルは「1」です。
あとは片手剣を装備して、ひたすらmobを殴り続ければスキルが伸びていきます。キャスターには辛い修行ですが、ダガーより剣の方が見栄えが良さそうなので。救いがあるとすれば、EQみたいに「経験値が入る敵との戦闘でないとスキルが上がらない」わけではなく、Conグレー(自分よりレベルが低すぎて倒しても経験値が入らない)のmobと戦ってもスキルが上昇することです。これなら、それほど無理をしなくても鍛えられますのでやる気も起きますね。
またWarlockは最初からWandを使うことが出来ます。今までずっと接近戦用の武器かと思っていましたが、たまたま拾ったので使ってみたところ、遠隔用の武器でした。
ひろいもの。
Wandにはそれぞれ属性があり、これは名前の通り炎属性の攻撃になります。使ってみると…
「マナ消費無しでファイヤーボールが撃てる」という感じです。とても便利ですが、魔法扱いのためWandを使っている間は呪文が使えず、呪文と同じくリキャスト(再詠唱)までのディレイ(遅延)があります。性能欄に「Speed」という項目がありますが、これが魔法で言えばリキャスト・ディレイに相当して、この場合なら一発撃ったら1.5秒の間は再度Wandで攻撃することも呪文を唱えることも出来ません。Wand攻撃は接近戦と同じように一度onにすると止めるまで自動的に連射しますので、DoTのかけ直しやCurseの切り替えが必要な時は早めにWandの使用を止めないと、思ったとおりのタイミングで魔法が使えませんので注意が必要です。また、使用中はマナの自然回復が止まるみたいです。 訂正:使用中もマナは回復します。
では、いよいよグリフォンに乗ってIronforgeに帰ることにしましょう。グリフォン(Horde陣営だとマンティコアらしい)は、大都市同士などの決まった航路(?)にしか就航していません。一度行ったことのある乗り場しか利用出来ないので、行ったことの無いグリフォン乗り場には、まず徒歩でたどり着く必要があります。この辺の仕組みは、Diablo2のウェイポイントと同じですね。
乗り場には切符売りの人がいて、行き先によって決まったお金を払えば乗せてもらえます。初めてたどり着いた時は、こんなふうに切符売りの人の頭上に緑色のびっくりマークが表示されています。
Stormwindの発着場は、こんな場所です。
話しかけて行き先を指定すると…。
お手ごろ価格 : )
ばっさばっさと飛び立ちます。
これについては、あちこちのサイトで賞賛のレビューが書かれているかと思いますが、確かに非常に良い気持ちです。グリフォンさんは自分で設定したコースを飛んでいくので、飛行中プレイヤーは何もすることがありません。思う存分景色を堪能したり、きょろきょろしたり(視線を動かしたり)、記念撮影をしたり(スクリーンショットを撮ったり)、流れていく風景をぼんやり眺めたり、地上を走る他の人たちをそこはかとなく優越感に浸りながら見下ろしたり、何なら終点までウトウトしたり(OLS:オンラインスリープしたり)…つまり、私たちが乗り物に乗った時と同じようなことが自然に出来るのです。
私はこのStormwind→Ironforgeが初グリフォンだったのですが、感動のあまりSSを撮りまくってしまいました。ここに全部載せてしまうとページが重くなってしまうので、別ページを用意しました。画像だけで13枚、1.4MBですw。ご覧になる方はこちらへどうぞ(別ウィンドウで開きます)。
こうして新しいペットとスキルを身につけ、Ironforgeに戻ってきました。そろそろこのエリアで受けられるクエストも無くなって来ましたので、次は隣のエリアに足を伸ばしてみようと思います。
第八話
Warlockはレベル40になると、こんなステキな馬(Felsteed)を召喚できるようになるそうです。カッコイイだけじゃなく移動速度も60%アップ! まだ当分先のことですが、今から楽しみです。でも、これってGnomeが乗ってもサマになるのかな…。
お詫びと訂正
先日、「Wand使用中はマナの自然回復が止まる」と書きましたが、使用中も回復していました。すみません、ウソぶっこいてしまいました。謹んで訂正させて頂きます。
さてIronforgeのあるエリアDun Moroghからは、2箇所の出口があります。さっそく行ってみましょう。
トンネルを抜けると…。
そこは、緑あふれるLoch Modanというエリアでした。雪景色に慣れた目にはとても新鮮です。勝手が分からないので、とりあえず道なりに走ってみます。すると…。
村がありました。このThelsamarがこのエリアのベースとなるようです。宿屋をはじめ幾つかのお店と、Ironforge行きのグリフォン乗り場もありました。走ると、それなりに遠いので、グリフォンが使えるとオークションハウスや銀行に行くのに便利です。Dun Moroghからの出口は二箇所とも、このエリアにつながっていました。
国境(?)を越えたあたりの塔や、この村でいくつかのクエストが受けられます。今のところどれも、この近場で狩りをやっていれば自然とクリアできそうな「xxをxx匹倒せ(または倒してアイテムを集めろ)」タイプでしたが、一つだけこの村からグリフォンでIronforgeへお使いに行くクエストがありました。グリフォン初心者は、ここでその使い方が学べるようになっているのですね。
宿屋のことについて少しお話します。宿屋で出来ることは買い物以外に二つあります。一つは「ホームポイントの変更」もう一つが「休息(Rest)」です。WoWではこの世界に生まれた時、一人に一つ、Hearthstoneと呼ばれる石が与えられます。これは、プレイヤーをホームポイントにテレポートさせてくれる効果があるアイテムで、1時間に1回使うことが出来ます。これがあれば、道に迷っても、mobが強すぎて生きて帰れなそうな場所に連れて行かれてしまっても、地形にスタックして身動きが取れなくなってしまっても、即座に自分のホームポイントに戻ることが出来ます。この戻り先(ホームポイント)は最初はスタート地点の宿屋ですが、その後は、訪れた宿屋でInnKeeperに話しかければ、その場所に変更することができるのです。
「休息(Rest)」は文字通り体を休めることで、宿屋の建物内にいる時や、大都市にいる時は、プレイヤーのステータスがこんな表示になります。
ここは普段はレベルが表示されるのですが、休息中は「ZZZ」になります。休息といっても別にプレイヤーがボタンを押して、その間はキャラクターも動けなくなるとかいうものではなく、宿屋の建物や大都市に入れば自動的に休息の状態になります。休息中も普通に歩き回れますし買い物をしたりスキルを習ったり、普段どおりに活動できます。宿屋やHP、MPの回復も普段と一緒です。
ではどんな効果があるのかというと、休息していると隠しパラメーター(ここでは仮に「休息値」と呼びます)が溜まっているのです。休息値は、休息状態にあると徐々に増えていき、戦闘をすると少しずつ減ります。休息値が十分である時は(元気はつらつなら)、戦闘で得る経験値にボーナスが付きます。休息値が足りないと(疲れきっていると)、得られる経験値は減ってしまいます。画面のXP(経験値)バーにマウスカーソルをあてると説明のツールチップが表示されますが、休息の状態はここに表示されます。
このように、最大で通常の2倍の経験値を得られる状態になります。これが、戦闘を繰り返しているうちに150%となり、100%となり、そしてあまりに戦いすぎると75%に落ち込みます。こう書くと長時間プレイに不安を感じるかも知れませんが、私はまだ75%になったことは一度もありません。ソロでまったりやっているからかも知れませんが、一度のログインでかなりの回数の戦闘をこなさない限り、75%にはならないんじゃないでしょうか。凄く疲れそうなので実験していませんが…。
休息値はログアウト状態でも溜まりますので、ゲームを終わらせる時は宿屋でログアウトすると、次回の冒険で経験値を効率よく得ることが出来ます。これはプレイに費やせる時間による格差を多少なりとも緩和するための仕組みとのことです。なかなかうまいこと考えたものです。
こうして新たなエリアでの冒険が始まったのですが、新しいペットが手に入ったり呪文を覚えたりはしていても、戦闘ばかりと言うのも芸がありません。そこで、少し生産スキルを鍛えてみることにしてみました。
WoWでは生産スキルをProfession(プロフェッション)と呼んでいます。プレイヤーは2つのプライマリ・スキルと、3つのセカンダリ・スキルを覚えることが出来ます。プライマリ・スキルは9つあります。トレーナーにお金を払って習っていきます。大都市でないと、全てのトレーナーがいない場合があります。
- Alchemy (錬金術) 各種ポーションの作成
- Blacksmithing (鍛治) 金属製の武器、防具の作成
- Enchanting (魔力付与) アイテムに魔力を込める、魔力を取り外す
- Engineering (工学) 機械仕掛けのアイテムの作成
- Herbalism (薬草学) 薬草を採集できるようになる
- Leatherworking (皮革加工) 革製品の作成
- Mining (採鉱) 鉱石を採掘できるようになる
- Skinning (皮張り) 倒した獲物から皮を剥ぐことができるようになる
- Tailoring (裁縫) 布製品の作成
この世界にセカンダリ・スキルは3つしかありませんので、鍛える鍛えないは別として、たいていの人は3つとも覚えるのではないでしょうか。こちらも、各トレーナーに授業料を払って習います。
- Cooking (調理) 食べ物の作成
- First Aid (応急手当) HP自然回復速度の上昇
- Fishing (釣り) 魚(食べ物)を釣る
プライマリ・スキルについては、まだ習いたてかつ勉強不足なので「私はEnchantingとTailorlingを選びました」と言っておくだけに止めて、今回はセカンダリ・スキルについてです。
Cooking
Cookingで出来ることは「焚き火(Camp Fire)をおこすこと」と「調理」の二つです。スキルを習えば、どちらもスペルブックにコマンドボタンが現れますので、必要に応じてホットボタンに配置したりして使います。調理するには、そばに火があることが必要です。だから、焚き火コマンドもセットになって覚えるんですね。宿屋には暖炉が設けられていることが多いのですが、それ以外の場所でも調理可能な場合があります。
火が手近に無い場合は、焚き火を起こすことが出来ます。火打石と燃料になる材木(これは消耗品)を持っている必要があります。
焚き火は、調理が出来るようになる他に、近くのプレイヤーのSpiritを上昇させる(HealthとManaの自然回復力を上げる)効果があります。
レシピはトレーナーから習うのが基本ですが、クエストの報酬として手に入る場合もあります。出来た食べ物を食べると、Healthの自然回復力が爆発的に早まります(調理とは関係ないですが、飲み物はマナの回復力を猛烈に上昇させます)。高級な料理ほど、回復量は大きくなります。
First Aid
包帯は、使うとHelathの自然回復力を上げますが、このスキルはその包帯を作り出すスキルです。ヒューマノイドと戦っていると、戦利品として布を拾うことがあります。
これを使って、包帯を作り出すことが出来ます。スキルが上がると、より大きな回復力を持つ包帯を作り出すことができるようになります。
最初はLinen Bandageだけですが、少しスキルが上がったので、Heavy〜が作れるようになりました。いずれ、素材がSilkになるみたいです。包帯は料理ほどではないですが、回復魔法を使えないクラスには必須ともいえるスキルでしょう。材料は自然に集まりますので、スキルを上げるのもラクかと思います。
Fishing
釣りをするには、釣竿が必要です。毛ばりなのかエサは必要ありませんし、竿が折れたりもしないようなので元手がかからないし、時間をかけただけスキルが上がる点も良いですね。
ポイントに着いたら、まず竿を右手に装備します。そしてFishingボタンをクリックすると、ランダムな位置にキャストします。
じっと待っていると、ウキがぴくぴくします。すかさずウキを右クリック!
すると…。
釣れました! 魚は生で食べてもある程度回復する食料ですが、その回復量は微々たるものです。きっと調理すれば、おいしい料理になるんでしょう(まだ魚のレシピ手に入ってません…)。
ん? なんか妙なものが釣れました。
カエルみたいなグラフィックですが…オフハンドに装備可能??
・・・??
ああ、今日もよく遊んだ。戦利品をオークションに出して寝ようかな、とIronforgeのオークション・ハウスに向かいました。良い片手剣が出ていないかなー、と物色していると、なにやら辺りが騒然としてきました。ボーン、シュバババ、カキーンカキーン…。まったく誰だよぉこんなところでPvPやってるのは〜。アメリカンは本当に血の気が多いニャー、とか思ってたら…。
んん??
なんだ、この数は! それに、名前が緑と黄色??(プレイヤーの名前は、通常は青で表示される)
おわっ、これはタダごとじゃないッ! 一体なにが起きているんだ!(マジで命のキケンを感じましたが、シャッターを押す手が止まりませんでしたので動けませんでした)。
騒然とするIronforgeの街。Generalチャンネルには無数の叫びが飛び交っていました。
「Hordeの襲撃だ!」
「どこだ、どこにいるんだ」
「銀行員がやられた!」
「なんてこった」
「こいつら、たった5人でやってきたのか?」
「何が起きたんだ。襲われたのか!?」
「Ironforgeが襲われた!」
「全員、ドルイドとローグか?」
「いや、ウォーリアーもいる」
「こんな少人数で、何が目的だったんだろう」
「Raidだな。アイテムか何かが目当てだろ」
「Hordeの連中はどこだ!」
「くそ、Ironforgeから離れてたぜ」
「何でこんなところにゴブリンがいるんだ?」
「奴らは、全員死んだよ」
「おい、どこだ。Military Ward(区画名)か?」
・・・
こ、これはいったい…? ここは平和なノーマルサーバーじゃなかったのか! まだ混乱しつつも、銀行員がやられたとか言っていたので、とりあえず様子を見に行ってみると…。
つらつら考えてみるに、ノーマルサーバーでも敵NPCを襲うことは可能なワケで…。名前が黄色かったのは、Passiveな敵(こちらから攻撃をかけない限り、プレイヤーを襲わないmobは名前が黄色で表示される。近づくだけで襲ってくるmobは、名前が赤)だったからで…。名前が緑のプレイヤーは、たぶん襲撃に気づくと即座にPvPスイッチをオンにし(て反撃し)たから緑(味方NPCは名前が緑)だったワケで…。
実際、撃退後、緑の名前のプレイヤーさんたちは次々と名前が青に変わっていきました。こうして初めての拠点襲撃を目撃したのですが、怖かった反面、なにか猛烈に心引かれるモノもありました。計画を立てて、敵の首都を襲う。襲撃に対して反撃する。ギルドの仲間と共に、圧倒的多数の敵がいる街に攻め込む。偶然居合わせた者同士が力を合わせて街を守る。あの時、私もこの街の住人の一人として、襲撃者に反撃をしていたら…きっとAE(範囲攻撃魔法)に巻きこまれて瞬時に即死してたろうな。今のレベルじゃ。でも、いつかきっと…。いつか、別のサーバーで…。
第九話
たまにパッチがあたります。猛烈な数の変更点があるみたいですが、いつも読むフリをするだけで済ませることにしています。
さてLoch Modanでひと暴れする予定が、前回はトレードスキルの話をしただけで終わってしまってました。今回はいよいよ、このエリアをあちこち歩き回って見ます。まず安全そうな道なりに走り回ってみました。
南はトンネルの入り口が塞がっていて、クエストで鍵を手に入れるまでは通れないようです。北はそのままトンネルを抜けて次のエリアに行けますが、敵が強すぎたのですぐ戻って来ちゃいました。最初の大陸地図を見ると分かるように、このエリアは中央に大きな湖があり、Thelesamarのすぐ東にちらっと湖が見えています。
湖の北は、巨大なダムが建設されていました。
ダムの裏手(北側)。ドワーフ(?)の口から水が…。放水時は、あれがドドドドッと噴出すのでしょうか…。
ダムの先は敵のレベルが17〜19くらいと、一段強くなっていましたので、こちら側はここまでにして引き返します。
ダムの南には、Silver Stream Mineという鉱山があります。
北のガードタワーやThelsamarで受けられるクエストで訪れることになります。棲んでいるのはRat(ネズミ人間?)。ヒューマノイドはお金やアイテムを落とすので、自然とお金も溜まっていきます。
Thelsamarから少し南にいくと、Stonesplinter Valleyという峡谷があり、猿人(?)がたくさんいます。ガードタワーで受けられるクエストはこの猿人を狩っていくものなのですが、一連のクエストはここを奥に向かって侵攻していけば自然とクリア出来るようになっています。
峡谷の奥には洞窟があって…
中は少し強め。2匹までなら何とかなりますが、3匹来るとやられます。通りすがりのアメリカンに、何度となく助けられました。
私がひ弱なWarlockだからか、ちびっこGnomeだからか、ギルドタグ無しでぎこちない動きをしてしょぼい装備=初心者バレバレだからか、一人で狩りをしているとよく通りすがりの人たちに助けられます。ありがたいことなのですが、中には大丈夫なのに助けてくれちゃう人も結構いて、そんなに私は今にも死にそうに見えるのかと、さわやかに走り去っていく後姿を見つつ思ってしまったりもします。また、狩り場に先客がいる時に、遠くで立ち止まって「おっと、ここは埋まってるか。じゃあ他に行くかな」とか思っていると突然Buff(バフ:防御や能力値アップなどの長時間効果がある有益な魔法の総称)が飛んできたりすることもよくあります。残念なことにこちらに出来ることは何もないのでお礼を言うくらいしか出来ませんが、結構いい人が多いのかも知れないな。
峡谷を抜けて湖の南岸へ来ました。このあたりにはワニ、クモ、イノシシ(パッシブ:攻撃しなければ襲ってこない)、クマなどが棲んでいて、群れを作っていないのでソロで育てるには良い場所です。ただ、動物や昆虫はお金を落としませんので、足や毛皮などを売って細々と資金を稼ぐことになります。
湖にはいくつか島があり、
ワニがいたり、
猿人が集落を作っていたりします。
と、のん気に見物して回っていたら、突然レベル20のmobに襲われて死んでしまいました。どうやら水中に何かいたみたいです(そりゃそうだ)。覚えたての水中呼吸魔法をかけて潜ってみたら…
恐竜おるがな…。
湖の東岸には、遺跡があります。
ここのmobは入り口付近でレベル17〜19。まだ中には入れません。写真では切れちゃってますが、この右手に調査隊の人たち(NPC)がいて、買い物やクエストを受けることができます。
南には、隣のエリアに続く道がありました。ちょっと覗いてみると…。
レベル40の人が狩りしてたヨ…。
ということで、一回りするとこんな具合です。
まず湖の西岸でクエストをこなし、レベルが上がってきたら東岸に向かうという順番で暴れます。
島の猿人から工具を奪い返したり…。
ハンターに頼まれてワニ皮を集めたり…。
制限時間内に狩りをしたりもしました。
イノシシ狩りなんてお手の物です。
それはあるクエストで湖畔にいるNPCを訪れた時のことでした。
近づくと突然、敵対的なNPCが出現! さてはこいつらを倒して救出するのが目的か、と思ったら、よく見りゃそこには先客が…。
あれよあれよ、という間に悪人NPCに襲われる通りすがりの人。ああっ、またやってしまった! このプレイヤーさんは随分レベルが高い方のようで、あっという間に3人の悪人を倒してしまいました。と、とりあえずお詫びとお礼を言わなきゃ…でも何て言ったらいいのかな、えーと…と英語を組み立てますが、慌ててしまってなかなか言葉が出てきません。そうする間にも体は刷り込まれた動きをとり…おっ、これは!?
第十話
毎週火曜日は定期メンテナンスがあります。西海岸でサマータイムの午前3時から8時間=日本では19時から8時間(計算合ってる?)…そんなわけで、私は毎週火曜はプレイ不能です。
有名な食肉さんのページを見ていたら、ムラムラとペットが欲しくなってきました。
ペットといってもWarlockやHunterが共に戦うペットではなく、純粋な(?)ペットです。こちらのペット(ややこしい)は、クラスを問わず飼うことができます。街中で、たまに連れて歩いてる人を見かけて、いいなーとは思っていたのですが、これまでは資金不足のために買うことが出来ませんでした。この頃、拾いものを片っ端からオークションに出品したりしてたおかげで、ようやく小金が溜まってきたので、いよいよゲットしてみることにしました。
食肉さんのページを眺めることしばし。
ゴキブリやらオウムやらドラゴンやら、色々なペットが飼えるんだなぁ。パッケージのコレクターズエディション限定の特典であるDiablo様やパンダは諦めるとして、ウサギか…にゃんごか…うーん、プレーリードックも捨て難い。でも私はAllianceな人なので、迷った末、ネコにすることにしました。うん、悪い魔法使いのペットと言えばネコですよやっぱり(なんとなく)。個人的には三毛猫が欲しかったところですが、いなそうなのでベンダー(売る人)がレアという「白こねこ」に挑戦してみることにしました。さっそくStormwindに向かいます。
教会の前の噴水(枯れてますが…)で待ち伏せ開始です。ベンダーはここに現れる筈ですが、「子供」というだけで、どんな姿をしているのか分かりません。とりあえず、キョロキョロ、ウロウロしてみます。
と、さっそく子供発見!
…近所の子供たちが走り回っているだけでした…。
む! 子供大量に発見! この中の一人が…!?
…。
…。
社会科見学でした…。
む! オマエかーっ!?
ちがうようです。
うーん、さすがレアポップというだけあって、なかなか出現してくれません。ひょっとして場所を間違ってるのかな…。それか、パッチが当たって出現ポイント変わっちゃったとか…。不安が募ります。もしポップ(出現)したとしても「一回の販売は数量限定」らしいから、逃してしまったら、さらに長時間粘らないといけないんだろうなぁ…。
つい、通りすがりの人に疑惑の目を向けてしまいます。
5分経過。
10分経過。
15分経過。
と…。
キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
は、早くクリックしなきゃ…! 数量限定…先着一名…レア…一人が買ったら買えなく…。
必要以上に焦りつつ、購入しました。ロクに値段確かめてなかったんだけど、60spだったんだね…。
さて、一安心したところで気になり出したのは「この子供が本当に壁の中に消えていくのか」ということです。
ということで、追跡してみました。
教会前を左に曲がって…。
トンネルを抜けて…。
右に曲がってそのまま直進。
広場の壁に吸い込まれてすぐに消えちゃうのかと思ってたら結構歩いたんで、一時は「こりゃもしかしたら普通に巡回してるだけのNPCで、今回のレポートは全てがムダだったんじゃなかろうか」と心配しましたが、無事消えてくれて何よりでした。
では、早速呼び出してみましょう。
ちいさ〜い。かわいい〜。
走ると一生懸命ついてきます。それが全てなのですが…。
ということで、今回は入れ込んでたのですが内容薄い割りに画像ばっかりになってしまいました。重くてすいません。
おしまい。