2006/09/18記
2006/11/12更新
2006/11/12更新
導入編
ここでは入手からインストールまでを説明します。
- 本体をダウンロードします
あちこちにあるようですが、ここではAbandonia
をご紹介しておきます。
ここには、いくつかのスクリーンショットを添えたゲームの紹介ものっています。
「Make a Donation」をクリックすれば、このサイトを運営している方にPayPalで寄付ができます。私はしたことないですが…。
ついでに、関連ファイルも落としておきましょう。
「Manual」は、マニュアル。もちろん英語です。お好みで。
「Spellbook」はゲーム中の呪文を一覧にした小冊子。英語です。お好みで。
「Patch 1.31」は最新の修正プログラム。必要です。
「Box scans」はパッケージ(何故かドイツ語版)とCDラベルをスキャンした画像。特に必要ありません。
「Manual」と「Spellbook」はクリックすると別サイトのダウンロードページになります。
すると、画面が切り替わります。
このまま放っておけばpdf形式の文書が表示されますので、保存してください。
これは見事な完成度です。原本をOCRしたとしか思えないほどです。
別サイトの資料ですが、MoMのFAQ(英語)があります。かなり細かいことまで書かれた力作ですので、必要な方は落として参考にしてみてください。
06/11/12追記
MoMサイトをフラフラしていたら…
こっ、これはPrimaの攻略本!? いったいどうなってるんだ、Master of Magic Stuff!(ここは紹介してるだけだけど…)
ではインストールです。まず本体(Master of Magic.zip)を解凍して、お好みで適当な場所に移動します。ここでは例として
C:\DOSGAME\MoM
というフォルダを作って入れました。
次にパッチ(Master of Magic_Patch 1.31.zip)を解凍して、その中身全部を上記フォルダに上書きで移動します。
以上で本体のインストールは完了です。アンインストールは、フォルダごと削除すればOKです。
- DOSBoxをダウンロードします
このMoMはDOS版なので、基本的にはMS-DOSが無いと動きません。ですが、今更MS-DOSを入手するのもインストールするのも大変なので、親切なアメリカンが作ってくれたフリーウェアのゲーム用DOS互換環境を使わせていただくことにします。
DOSBox, a x86 emulator with DOSからダウンロードします。
少し待つと、ダウンロードが始まります。
では、早速ダウンロードしたDOSBoxをインストールしましょう。
インストーラーになっているので、ダブルクリックします。
「Next」をクリック。
「Install」をクリック。
「Close」をクリック。これでインストール出来ました。
- D-Fendをダウンロードします
これはフロントエンドと呼ばれるプログラムで、フリーウェアです。ある程度MS-DOSの知識がある方には必要ないと言えばそうなのですが、あると便利なので入れておきます。
先ほどDOSBoxをダウンロードしたページに戻って
すると、D-Fendのページにやってきますので、
06/06/10現在、最新版はβで本体のみなので、Setupと合わせて2つダウンロードします。
では、ダウンロードしたD-Fendをインストールしましょう。
まずはD-Fend v2をダブルクリック。
「Next」をクリック。
「Next」をクリック。
「Next」をクリック。
「Finish」をクリックすれば、インストール完了。
次に、アップデート版本体(dfend_v3_beta.zip)を解凍します。
中にはdfend.exeというファイル1つしか入っていないので、それを先ほどインストールしたD-Fendフォルダに移動します。
これでインストールは完了です。
では、早速起動してみましょう。スタートメニューから、「dfend.exe」を選びます。 (←ちょっとここは記憶あやふや。dfend.exeのショートカットは自分で作ってスタートメニューに登録したのかも…)
こちらが最新版(v3)ですが、β版のため動作が不安定な場合があります。その時は、「D-Fend v2」を選べば古いほうが起動しますので、そちらで試してみてください。私の環境だと、v3の方はプロファイル設定でcpuサイクルを変えるとプログラムがハングしてしまうようなので、以下はv2の方で説明します。
初回の起動では、DOSBoxの場所を指定していないため警告が出ますので、「OK」をクリック。
場所の参照ウィンドウが出るので、DOSBoxがインストールされたフォルダを指定して「OK」。
D-Fendが起動すると、こんな画面になります。
- 最終設定
本体とD-Fendの設定が必要です。 まずは、本体から。
スタートメニューから「DOSBox」を選びます。
こんなウィンドウが表示されますので、キーボードで
mount c c:\dosgame\mom
と打ち込んでEnterを押します。「c:\dosgame\mom」(日本風に表記するとc:\dosgame\mom)の部分は、MoM本体をインストールした場所を指定しますので、必要に応じて各自の環境に合わせて変えてください。
気をつける点は、このウィンドウ内は英語DOS環境ですので、キー配列が英語キーボードになっているという点です。「:」(コロン)は106キーボードでは「Shift+;」(Shiftセミコロン)、「\」(バックスラッシュ)は「ろ」のキーを打てば入力出来ます。
正しく入力できれば、このようなメッセージが出てcドライブがマウントされます。
次にキーボードから
c:install
と打ち込んでEnterを押します。すると、MoMのセットアップ画面が表示されます。
ここからはマウスが使えます。
「Configuration」をクリックします。
サウンドカード選択画面が出ますので、各自の環境に合わせたカードを選択してください。私の場合、SB Live Platinum(後日X-Fiに入れ換え)なので「SoundBlaster (orig.)」をチェックして、「OK」をクリックします。
Digital Effects Cardの選択画面になりますので、同じように選んで「OK」をクリックします。
確認画面が出ますので、「OK」をクリックします。
最初のメニューに戻りますので、「Exit Program」をクリックすると、最終確認ダイアログが出ます。
「Exit to DOS」をクリックします。
コマンドプロンプトに戻ります。
キーボードで
exit
と打ち込んでEnterを押すとDOSBoxウィンドウが閉じます。 これで本体側の設定は完了です。
この設定は、インストール後に1回行うだけです。また、仮にこの設定を行わなかったとしても、音が鳴らないだけでゲームは普通に動きます。サウンドカードの種類を間違えても、音が鳴らないかゲームがハングするだけだと思います。その場合は、再度上記の手順を行ってカードの種類を選び直してみてください。どうにもならなかったら、音は諦めて「No Sound」を選びましょう。
上記設定中、もし途中で操作が分からなくなったりしたら、「Abort」をクリックすれば中断できます。いったんこのウィンドウ内でマウス操作を始めるとマウスのフォーカスがロックされてカーソルがウィンドウの外に出なくなります。ウィンドウ外で操作をしたい場合は「Windowsキー」や「Alt+Tab」を押してプログラムのフォーカスをWindowsへ戻せばデスクトップにマウスカーソルが移動できます。
次に、D-Fendの設定を行います。
メニューから「Profile」-「Add with Wizard」を選ぶか、「F2」キーを押します。
Wizardが起動します。尚、ここでの設定は、後で自由に変更できます。
以下の3つを設定します。
・Profile Nameに適当な名前を記入します。
・「Close Dosbox after game exit」にチェックを入れます。
・「Game EXE」右横の「Browse」ボタンをクリックして、MoMをインストールしたフォルダ内の「 MAGIC.EXE」を選びます。
終わったら「>>」ボタンをクリックします。
お好みで「Cycles」の値を変えます。これはDOSBoxの実行速度を表しています。値を大きくするほど早くなりますが、当然、それだけマシンパワーを必要とします。初期値(3000)だと若干遅いと思いますが、後でも変えられるので低めの数から始めた方が無難かも知れません。因みに私は15000でやってます。
それ以外の3項目は画面の描画に関するオプションですが、とりあえずデフォルトでOKです。
「>>」をクリックします。
ドライブのマウント設定画面になります。MoMはシミュレーションですので、ゲームデータのセーブやロードの機能があります。この時、MS-DOSレベルで使えるドライブが必要になるので、ここで割り当てておく必要があるのです。
「Add」ボタンをクリックします。
「Browse」ボタンをクリックして、MoMがインストールされたフォルダを指定します。
次に、「Enable Input/output control...」にチェックを入れます(私の環境はWinXPなので。98/MEの方は入れる必要は無さそうです)。
「OK」ボタンをクリックします。
先ほどの画面に戻りますので、「>>」をクリックします。
サウンドの設定画面になります。「Type」である程度種類が選べますが、私はこのままで進みました。
もう一つ、サウンド関係の設定です。これは良く分かりませんでしたので、このまま「>>」で進みました。
MIDI設定です。たいていのWindows機ならソフトMIDIに対応していると思いますので、このままで問題ないかと思います。音源をお持ちの方は「Device」を変えて試してみてください。私はこのまま「>>」です。
スピーカーエミュレーション設定です。サンプリングレート(音質設定)かと思いますが、良く分からないのでこのまま「>>」です。
メモリ設定です。ケチる必要は無いので「63」にして「>>」をクリック。ちなみにv3ではUMBがサポートされたようでした。
ようやく完了です。「Finish」をクリック。
すると、新しい項目「MoM」が出来ています。これをダブルクリックすると
MoMが起動します。設定があっていれば、音も鳴っているはずです(オープニングデモでは音声も流れます)。
この時、ゲームウィンドウの下にこんなウィンドウが現れますが、こちらは気にしないで大丈夫です。ゲームを終わらせれば勝手に一緒に閉じます。
次回から、ゲームをするには「D-Fend」を起動して「MoM」アイコンをダブルクリックするだけでokです。
このように個々のソフトごとにプロファイルを作って登録することで、DOSゲームの環境切り替えと起動を簡単にするのがD-Fendの役割です。
以上で導入は完了です。お疲れ様でした。
尚、上記D-Fendの設定は
設定したアイコンを右クリック「Edit Profile」でいつでも変更可能です。